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京都産業大学コンピュータ理工学部様における自動講義収録システム「LecRec」での活用

京都産業大学コンピュータ理工学部様における自動講義収録システム「LecRec」での活用zoom

TIMEBOOT mini (RSC-MT4H)
京都産業大学 コンピュータ理工学部 大本教授 様
京都産業大学コンピュータ学部では,米国Echo360社のEchoSystemをベースとして講義収録システムLecRecを運用している.本収録システムでは教室後方の天井に収録カメラ装置,教壇上の教卓内に収録用アプライアンス装置を設置しており,これらの装置は事前に設定された収録スケジュールに従って自動的に電源投入/収録処理/電源遮断される.収録アプライアンス装置は,講義中の板書映像/スピーカー音声/プロジェクター映像を同時収録する.

 収録された講義映像/音声はネットワークを介してサーバ装置にアップロードされて自動的にインターネット配信可能な状態となり,各受講生は自宅等インターネットに接続出来る環境であればどこからでも受講講義の板書映像/音声,或は,プロジェクターに投影された資料映像をオンデマンド視聴できる.

 この収録用機器の自動的な電源投入/切断操作において,我々は明京電機製品TimeBoot mini(RSC-MT4H)を採用した.その採用の背景は次のようなものである.

1.事前に設定されたスケジュールによる自動電源制御
2.TCP/IPネットワークによる遠隔電源制御
3.厳しい動作環境に耐える頑健で信頼性の高いハードウェア

これらの点について以下に概説する.

●事前設定されたスケジュールに拠る自動電源制御
この電源制御を必要とした理由は,収録用カメラやアプライアンス装置などの収録機器の不必要な常時稼働/通電を避けたかったためである.

 本システムLecRecは本学部において運用しているシステムであり,現在のところ,収録対象となっている講義は本学部開講の専門科目に限られている.そのため実際に収録装置が稼働すべき時間帯は,各講義教室の特定曜日時間帯に限られ,それ以外の時間帯では稼働しているべき必然性が無い.また,夏休みなどの長期休暇期間中に機器が稼働していては昨今の省エネの観点より当然ながら望ましくない.

 また,収録機器を常時通電させていると機器故障の可能性が相応に増大する可能性がある.さらに,安定した講義収録実施のためには収録機器が講義開始時点で完全に起動完了してスタンバイしている必要があるが,これを担当教員などによる手動操作に依存していては人為的誤りにて収録が頻繁に失敗すると予想された.

 これらの理由から,人手を介在させずとも必要な時間帯に収録機器の電源を自動投入でき,また,不要となれば切断できる確実な仕組みが求められたが,TimeBoot mini(RSC-MT4H)はこの要件を上手く満たしてくれた.

●TCP/IPネットワークによる遠隔電源制御
LecRecでは,本学学生が開発したソフトウェアを用いて収録カメラをTCP/IPネットワーク経由で自動遠隔制御して,講義中の担当教員を追跡してカメラ画角の中央に映るようにしている.このソフトウェアは現在でも少しずつ改良が加えられており,実際の講義教室をつかった動作試験などを時々実施している.また,収録カメラの撮影映像はNTSCビデオエンコーダを通じてネットワーク越しにモニタリング出来る.但し,収録カメラやNTSCエンコーダはPoEスイッチによる電源供給となっているため,それらの電源投入/遮断,或は,リセット操作はPoEスイッチ自体のON/OFFにて行うことになる.ところが,このPoEスイッチは教卓内部の隙間に押し込むように設置されており,電源操作のためには教卓の施錠された扉を開けてアクセスする必要がある.

このカメラ自動制御ソフトウェアの動作試験は実際の講義時間中に実施する事がしばしばあり,試験開始に先立ったカメラの電源投入,或は,プログラムの不具合からの復旧のためのハードウェアリセットを,当該講義時間中に行わねばならない場合がある.しかし,教員でも受講生でもない者が講義進行中に教卓内部に手を入れて作業するような状況が許される筈がない.そのため,教室へ入室しなくともネットワーク越しに機器の動作状況(電源供給状況)が確認でき,かつ,投入/遮断操作が行える機能が不可欠であった.

 この点でもTimeBoot mini(RSC-MT4H)はWebブラウザベースのユーザインターフェイスを備えるなど,十分な遠隔電源制御機能を提供している.

●厳しい動作環境に耐える頑健で信頼性の高いハードウェア
昨今の大学教室の教卓には,液晶プロジェクターへの映像分配機やスイッチャー,或は,ワイヤレスマイクレシーバ・音響アンプなど,各種AV機器が高密度に内蔵されており,それらの機器が全て稼働するとかなりの発熱量がある.また,我々の講義収録システムでは,これらの他に収録カメラ用PoEスイッチや収録アプライアンス装置などが加わるため,教卓内部温度は相当高温となり夏場など状況によっては40度近くに達していると推測される.

 そのような厳しい動作環境において,信頼出来る電源制御を行えず異常動作や故障を起こしてしまうようでは,安定した講義収録を行う事が出来ない.この点でも明京電機製品は十分な動作温度範囲が保証されており,これまで熱暴走など異常動作を起こした事は無い.その点で我々にとっては十分に信頼出来る製品と言える.

 以上のような点を踏まえて,我々の講義収録システムLecRecの運用においては,収録機器の遠隔電源制御を確実に行う事が出来る明京電機製品は十分に満足のゆく選択であったと考えている.

京都産業大学様運用URL
http://www.kyoto-su.ac.jp/department/cse/news/20130620_news.html

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