Vertivの特徴や製品の魅力とは。購入は信頼できる代理店で
PDUの製造・販売を行うVertivは、ネットワークソリューションの提供者として世界に名をはせています。Vertivの特徴や製品ごとの主な特徴を知って、PDUの選定に役立てましょう。代理店を通じて購入するときのポイントも、併せて紹介します。
PDUを製造・販売するVertivとは
PDUメーカーの代表格として、アメリカのオハイオに本社を置く企業「Vertiv(バーティブ)」が挙げられます。PDUの導入を検討しているなら、一度はVertivの名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。
ネットワークソリューションを世界的に提供
1965年以来、長くインフラ支援を行ってきたEmerson Network Power(エマソン・ネットワークパワー)から、2016年に単独事業として立ち上がったのがVertiv社です。重要な技術の設計や、顧客のアフターフォローなどの拡大を目的として作られました。
Vertivはデータセンター用のPDUだけでなく、電源管理や熱管理のシステム・インフラ保守まで幅広いサービスを世界のトップ企業に提供しています。日本でも代理店を通じてVertiv製品が販売されており、同社の製品を導入している業界は多様です。
Vertiv社のようにインフラストラクチャに関する技術を提供する企業は、クラウドサービスが当たり前のものになってきた現代社会に欠かせません。明京電機でもVertiv製品の提案・販売を通じて、日本企業が自社のインフラ整備を進めるサポートをしています。
PDUのブランドは「Geist」
Vertiv社は2018年、同じくアメリカのPDUメーカー・Geist(ガイスト)社を買収しました。VertivでもPDUが作られていましたが、Geist社の技術を取り込むことでさらなる成長を図った形です。
現在はVertivのブランドの一つとして「Geist」が設けられており、ラック・PDU・環境監視ユニットの設計から製造までを担当しています。筐体の加工も組み立てもGeistで一貫して行うため、ニーズに合わせてカスタム制作したユニットも短期で作れるのが特徴です。
Vertiv/Geist PDUの製品例
明京電機はVertiv社のPDUを販売できる一次代理店です。明京で扱っているVertiv/Geist PDUの主力製品2種類と、それぞれの特徴を紹介します。
UPDU(Universal Rack PDU)
UPDUは、PDUの本体からインレットケーブルを取り外せる仕様です。同じモデルに異なる仕様のインレットケーブルを接続できるようになっており、後から電力容量を増やすといった使い方ができます。
各国の認証を取ったケーブルも取りそろえているため、世界各地にデータセンターを持つ企業でも、同じモデルのPDUを全てのデータセンターに導入できる可能性が高いでしょう。
特許を取得している技術「U-Lock」により、ケーブルの脱落を防げる点も強みです。さらにIMD(Upgradeable Interchangeable Monitoring Device)を交換することで、PDU自体を買い換えずに機能をアップグレードできるという、他社製品にはなかなか見られない魅力もあります。
C13/C19コンビネーションアウトレットPDU
C13/C19コンビネーションアウトレットPDUは、インレットケーブルの規格「IEC C13」「IEC C19」のどちらにも対応するアウトレットを備えています。C13とC19の必要数量が決まっていなくても、柔軟に使用できるでしょう。
アウトレット部分は回路ごとに色分けされているため、簡単に電力のバランスを取れます。
PDU以外のVertiv製品も
明京電機では、PDUの他にもVertiv製品を取り扱っています。「WATCH DOG」という環境モニタリング製品が一例です。
データセンターでは細密な温度や湿度の管理が求められるため、温度や湿度をモニタリングできるWATCH DOGは重宝するでしょう。WATCH DOGシリーズも、PDUと同じくGeistブランドで製造されています。
Vertiv製PDUの相談は明京電機へ
海外製の機器を日本で使いたい場合、基本的に代理店を通して購入することになります。ただ、信頼できる代理店でなければ、導入後にトラブルがあっても十分なサポートを受けられずに不利益を被りかねません。
Vertiv社の一次代理店である明京電機には、同社の製品についての知識はもちろん、ネットワーク全般に関する技術力があります。1990年の設立以来、電源制御装置「リブーター」の開発を通じて技術力と知見を育ててきました。
Vertiv製品の輸入販売も2015年から続けています。自社の課題を解決できる既存製品がなければ、Vertiv社のカスタムPDUを提案することも可能です。導入に当たって疑問や不安がある場合は、ぜひ一度お問い合わせください。