明京リブーター教室 応用編 | リモートからPCを正常終了させる方法
明京電機のリブーターの設定方法などをご案内するコラム記事です。
今回は応用編。
PCやサーバの電源を遠隔終了する際に、できるだけ強制終了させたくないお客様向けの記事です。
(フリーズしてしまった機器は不可能ですが…)
電源制御時にスクリプト実行機能を使用して、PCやサーバのシャットダウンを行う方法をご案内いたします。
スクリプト実行機能とは?
リブーターのアウトレット (電源出力) をOFFにする前に、事前に設定しておいた「スクリプト」を実行する機能のこと。
自作したスクリプトを実行することもできますし、標準で備わっているWindows用のシャットダウンスクリプトを利用することもできます。
標準のスクリプトは「TELNET通信を利用して、正常終了させたいPCにログインし、Windowsのシャットダウン命令を実行する」シンプルなものです。
スクリプト実行後、PING機能を使ってPCの終了状態を確認してからアウトレットをOFFする機能も備わっているので、リモートからでも安心してPCやサーバの電源制御を行えます。
はじめに
リブーターの初期設定は済ませておき、設定画面が開けるようにしておいてください。(詳しくは「導入編」で)
※機種によってはスクリプト実行機能を搭載しておりませんのでご注意ください。詳しくは、FAQ「[概要]製品の機能比較表はありますか?」をご覧ください。
Step1. PC側の設定 [1:27~]
(TELNETサーバ機能が必要)
Windows10 PCの場合の一例:(設定は自己責任で行ってください)
・明京ソフト「MRCシャットダウンSv」を導入する。
→ ダウンロードはコチラから
Step2. PCのIPアドレスを変更・確認 [3:32~]
(固定IPアドレスを使用することを推奨)
1. スタートボタンを右クリックし「ネットワーク接続」を開く
2. 「アダプターのオプションを変更する」を開く
3. 「イーサネット」を右クリックし、「プロパティ」をクリックする
4. 「インターネットプロトコル バージョン4」を選択し、「プロパティ」をクリックする
5. 「IPアドレス」「サブネットマスク」などを設定する
6. 「OK」をクリックし「閉じる」をクリックすると、IPアドレスが変更になる
Step3. リブーター側の設定 [5:19~]
1. 設定画面を開き「システム設定/詳細設定/シャットダウン設定」を開く
2. 連動したいアウトレット番号を選択する
3. 各種設定項目を設定する。スクリプト番号を「1」にすれば、標準のスクリプトが実行される
実演:スマホからメールを送信して、PCをシャットダウンさせる[6:52~]
※メール制御の設定方法は他コラムを参照。
明京リブーターは監視カメラやルーターだけでなくPCやサーバの起動や終了が可能!
明京リブーターには「WoL機能」と「スクリプト実行機能」が搭載されているので、PCやサーバの遠隔電源制御による運用が実現。
Windowsだけでなく、スクリプトを自作すれば他のOSのPCやサーバもシャットダウン可能!
サイネージリブーターなら「シャットダウンリブート機能」で、STBの再起動時にもシャットダウンを試みることができます!
導入や運用に関してご不明な点がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。