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リブーターとネットワーク監視ソフトで路線バス振替乗車票発行機を遠隔一斉制御

リブーターとネットワーク監視ソフトで路線バス振替乗車票発行機を遠隔一斉制御zoom

WATCH BOOT nino (RPC-M2C)、RPC-EYE
アストラムライン 広島高速交通株式会社様での導入事例
広島市北西部の深刻な交通問題を解消するため、平成6年8月に開業した広島高速交通株式会社様のアストラムライン。
開業後20余年を経過し、現在は地域に欠かせない公共交通機関として親しまれています。
H28年2月より新たに振替乗車票の発行機を設置することになり、WATCH BOOT nino(RPC-M2C)を使用したシステムを株式会社氷上製作所様が構築・納入し運用が開始されました。

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アストラムラインは広島市中心部の本通駅から、北西部にあるサンフレッチェ広島のホームスタジアムがある広域公園前駅まで全22駅、総延長18.4kmをつないでいます。一日の平均乗降客は6万人(平成27年度)を超え、通勤・通学・買物等で皆様に親しまれています。
専用軌道上を走行し踏切りや交差点が無い事から、安全で騒音の少ない環境に配慮された交通機関です。

アストラムラインという名前は、
明日(あす)
電車(トラム)
路線(ライン)
という言葉から作られており、「未来に伸びゆく電車路線」といった意味が込められています。

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【運行トラブル時の課題】
従来万が一のトラブル時は、バス等他の交通機関への振替乗車票を駅の係りの方がお客様に直接手渡しすることとしていました。このため現在のトラブルの解決への対応や情報収集そしてお客様へのアナウンスをしなければならない時間に、この手渡し作業のため対応できる人の数が制限されていました。
【対策と効果】
そこで今回設置されたのは、この振替乗車票の自動発行機です。
通常は必要としないこの発行機ですが、万が一のトラブル時に、この機器の電源を入れる事で、お客様を待たせることなくスムーズに
振替乗車票を発行できるようになりました。また、係りの方はトラブルの対応や情報収集に集中できることから、お客様の満足度向上につながることが期待されます。

各駅に設置されたこの振替乗車票の自動発行機には、WATCH BOOT nino(RPC-M2C)が組み込まれており、自動発行機はここから電源をとっています。通常はWATCH BOOT nino(RPC-M2C)のアウトレットはOFFにしておき、機器そのものへの電源供給は行っていません。WATCH BOOT nino(RPC-M2C)は遠隔で電源のON/OFFができるのが特徴で、今回はその機能を活かして必要な時だけ遠隔で電源をONする仕組みとなっています。

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しかし、全駅の発行機の電源を入れようとすると、遠隔でできるとは言え毎回それぞれのリブ-ターに接続してON操作をしなければなりません。
そこで複数のリブーターを一括管理できるネットワーク稼動監視ソフト「RPC-EYE PRO」を使用して頂きました。
これにより、必要な駅の発行機を任意に選んで一斉に電源制御することで、すばやくお客様に振替乗車票を発行することができるようになりました。
めったに稼動することは無い発行機ですが、万が一の際は複数の駅の機器が遠隔制御ですぐに立ち上がり、円滑な運用を行うことができます。

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本システムは、兵庫県丹波市氷上町にある株式会社氷上製作所様にて構築されました。
株式会社氷上製作所様は、電子基板の設計・開発から高密度実装、そして製品組立まで実施される製造メーカー様です。また各種発券機も自社製品としてラインナップされており、今回はその技術を活かして広島高速交通株式会社様に納入されました。

広島高速交通株式会社様

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